掘り下げるとキリのない深い国イタリア

歴史や文化の特色がとても濃いイタリア。

どれか一つを取り上げてみても、深すぎて掘り下げきれない面白さに溢れています。

今回はざっくりとイタリアそのものについて触れてみます。

色鮮やかな国イタリア

温暖で雨が少なめの気候であり、四季がはっきりと分かれている国です。

春夏秋冬で、国を挙げて楽しめるイベントを進めるイタリアは、同じく四季を楽しむ日本と変わらぬ明るさがあります。

また、食文化や思考などは、深い歴史の中で様々な国同士のぶつかり合いを経て、現在に至るため、とても多様なものがあるのです。

アメリカとは異なる、民族同士の固まり方を形にした国といってもよいかも知れません。

1)元は今のイタリアではなかった様々な国の文化

アメリカ合衆国のように、最終的に多民族同士が住むようになった国。ではなく、他の国がそもそもイタリアの土地を含めて近隣諸国を納めていました。

しかも、ちょっとした部族の国ではなく、かなりの大帝国です。

途中から合体していたり、重ねて国として納めていたりと、とても複雑です。

掘り下げるとまさにキリがないお題の一つですね。なのでそこは掘り下げません。

しかし、何重にも重なる様々な国の文化が現在の色鮮やかなイタリア文化を育んできたものであると考えると、とても納得ができます。

考え方、料理、芸術、産業、全てで例外なく「歴史」を持っています。

2)メニューに困るときはイタリア料理

多様な文化形成をなしてきたイタリアの料理は、彩り鮮やかで野菜たっぷりの美味しい料理が沢山。

トマトとチーズがあればそれだけで、何種類か料理が生まれてしまいます。

日本でも某ファミリーレストランで楽しめて、昭和後期・平成初期にはイタリア料理がブームになるほどでした。

食べやすくて、飽きの来ない味わいはいつでもどんなときでも楽しめるため、もしも昼や夕飯のメニューに悩んでしまうならば、イタリア料理を選んでみてはいかがでしょう。

まず、間違いはありません。

3)職人技が光るイタリアの産業

イタリアの職人は、日本とは異なる考え方を持ってエンドユーザーに喜ばれることに意識を向けている人がとても多いです。

日本の職人でも同様に考えている人は少なくはないはずですが、業種や流通、取り扱い店舗の関係などが様々なニーズがそもそも異なるため、イタリアほどユーザーサイドに寄り添えていない実情があります。

イタリアで家具が製作されると、おおまかには日本と変わらず丁寧に形づくっていきますが、最終工程は「どのような使い方を好むユーザーなのか」に重きを置いて、独特な技で仕上げていきます。

この独特な仕上げの技を習得するために、イタリアの各職人の元へと弟子に入る研修制度を取り入れている専門学校があるほど。

国の中にある一中小企業が、ダイレクトに他国を相手に商談を進められる力を持つことから、そのこだわりから生まれる力がどのくらいのものかがよく分かります。

海外旅行するならまずはイタリアへ

思考一つとっても、とても特徴的なイタリア。

ビジネスマンの休憩一つとっても、特徴的で興味深いものがあります。

もしも、他国へ行ってみたいがどこへ行こうか決まっていないというのであれば、イタリアをおすすめします。

見るもの、聞くもの、話すもの。そのどれもに共感と新鮮さを感じて、新しい自身の開拓へと繋がっていくのではないでしょうか。

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イタリアの職人と日本の職人の方向性

イタリアの職人が日本の職人と何が違い、何が同じなのでしょうか。

考え方についての違いや、環境の違い、様々なものが考えられます。

しかし、ここ数年でイタリアの職人に注目が集まっているため、改めて触れてみるべきではないかと、お話をしていきます。

個性と質を大切にするイタリアの職人

イタリアの職人も、日本の職人と同じく、寡黙に仕事へ打ち込むタイプが多いというお話を聞きます。

陽気で、異性に対してのアプローチについては、世界で一番進んでいるとまで言われる国において、かなり異色の存在と思われるのではないかというイタリアの職人の、独特な考え方ややり方があるようです。

1)量より質を重視

どのようなお仕事でも、大量生産よりも良質な逸品への想いを大切にしているイタリア職人。伝統を大切にしつつ、それを求める個人の考え方を丁寧に尊重している証拠とも言えます。

作成する品物は、個人の技術や個性を表現する土台でもあり、「気に入る人が手に取ればよい」というとりあえずの品物では無く、「人の好みに合わせて仕上げを調整する」思いやりにも似たこだわりをしっかりと反映しているようです。

ルネサンス以降の伝統的技術を守り続けている背景も、この細やかな技術でものづくりを支え続けていることがわかります。

2)伝統技術の尊重

日本の職人も伝統技術は大切にしておりますが、世界を相手に戦える、誇れる技術を持つ人はごくわずかです。

イタリアの職人とは伝統技術を大切にするベクトルがとても異なっています。

イタリアの職人は、伝統技術から作られる家具や服飾品など、直接利用するアイテムとして作成をしており、どれもブランド品として、一中小企業が世界を相手取り売買を成立させるだけの力を備えています。

日本の職人は、細かい金属部品の製作などについて力を入れており、これらは直接世界を相手にしているものではなく、別の企業の監督を元にやりとりをしているものです。

伝統的な技術を用いて、この細かい金属部品の製作を行ってはおりますが、スマートフォンの部品や基板、あるいは金物といった、ベクトルの異なる技術継承へと進んでおります。

思いやりを根底に持っているイタリアの職人

イタリアの職人の伝統技術は、昔ながらの伝統と依頼者の好みを踏まえた作り方を大切にし続けています。

日本の職人に思いやりがないというわけではありません。

しかし、時代の発展と共に、イタリアでは大切に守り続けてきた技術を直接世界レベルにまで引き上げて戦っている中で、日本ではマニュファクチュアと共に、方向性が変わっていってしまった感が否めません。

服飾品については特にその傾向を強く感じてしまいます。

それが悪いということではありませんが、若干の寂しさを感じてしまうのは筆者だけでしょうか。

いつかは日本の職人による製品が、お土産屋さんではなく、世界の服飾品店で見られるようになればと考えてしまいます。

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☆イタリアと日本の家具職人の違い

☆イタリアを参考とする町おこし

イタリアと日本の家具職人の違い

世界中どこでも家具の職人が存在しており、それぞれ生活に密着した使いやすくおしゃれな家具を作っています。

ただ、家具そのものをみてもわかるように、作り手の特色が大きく分かれ、国の違いで大きく分けてみれば明らかなほどに仕上がりが異なるものです。

この違いがどこから来ているものなのか、イタリアと日本を並べて触れていきます。

イタリアと日本の家具職人の大元を司る考え方の違い

イタリアと日本で何が違うのか、というとこれは元々の国民性の違いが大きく表れています。

イタリアへ家具職人の弟子への接し方と、日本で家具職人の弟子への接し方でとても異なっているのです。

根本の考え方からして違いもありますが、取り組み方の違いが分かりやすいものかもしれません。

1)イタリアは頑固でありつつ、アットホームな触れ合いで個人同士で学習

イタリア人は陽気で人懐っこい印象がありますが、中には内向的な職人もいらっしゃるようで、じっくりと時間をかけて弟子と打ち解けていく、といったケースもあるようです。

最終的には家族の様に打ち解ける間柄にまで、仲良くなるとのこと。

もちろん、作業においてもダラダラと手抜きを行うことなどは一切なく、丁寧に指導していくようです。

大きな違いは特に「仕上げ」に伴う部分のようで、「家具はお客様がご利用されていく生活の中で完成されていく」という考えが大前提とされています。

そのため、仕上げ作業そのものが職人のセンスによる独特なやり方になっていて、技術の継承も師と弟子が顔を突き合わせて行い受け継いでいくスタンスをとっています。

弟子の「人となり」を重視して、技術の継承を行っているのでしょう。

これは、紙や本、マニュアルだけでは伝わらない感性の引継ぎに繋がっているようです。

2)日本は昔ながらのやり方で、複数人に一緒に教える学校システム

日本ではうって変わって、弟子に昔ながらのやり方を敢えて行い、「精神から鍛え上げる」というやり方をしています。

弟子の人となりや個性を見るのではなく、技術を身に付けるのであれば、考え方を身に付けることを前提としたスタイルであり、個人の色に合わせた継承方法ではなく、個人が色に合わせる継承方法をとっています。

このスタンスの場合、多くの人が同時に同じことを学べるためまさに「学校」に近いシステムであると考えても差し支えないかもしれません。

日本の場合は、「家具は仕上がりを行った段階で完成するもの」と捉えているため、仕上がりの形もしっかりと決められたものへと形作っていきます。

ぱっと見では、凝り固まり、前時代的であると批判してしまいたくなりますが、この前時代的なシステムを元に現在の日本家具が作り上げられていることを省みれば、実は大切な意味を持つシステムであるとも考えられます。

それが全てではない様々な職人の形

二つの国別の技術継承について触れましたが、どちらも実は様々なケースがあります。

イタリアでも学校スタイルで技術継承を行っている職人もいれば、日本でも個人で受け継ぎを行っている職人もいます。

ただ、仕上がりのポイントの違いは大きく、イタリアと日本の大きな違いが生まれています。

国の成り立ちに沿う、人の歴史を受け継ぐものは、技術だけではなく人間性も関わりがあるということがよくわかります。

機会があるなら、どちらも研修風景を覗いてみたいものですね。

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☆イタリアを参考とする町おこし

☆工芸が盛んなフィレンツェとイタリア

☆フィレンツェの木工職人

イタリアを参考とする町おこし

日本の地方都市にて、中央から脱却し、力のある町を作ろうとする動きがあります。

日本では東京を中心とした関東方面に人が集中しやすく、都心部がアドバンテージを持ち続けてしまっている傾向にあるのですが、地方都市でも、地元の力を大きくするために様々な画策をしているようです。

そのために参考とされるイタリアという国。

果たしてどういった点を学ぼうとしているのでしょうか。

イタリアの町の在り方を見習う?

まず日本の地方都市の状態がどのような状態かといえば、ひたすらお金がない状態であると言えるでしょう。

ではどのようにしてお金という"力"を得ようとしているのか。

1)工業技術と発展方法を見習う

イタリアはこれまで紹介してきた通り、工業が盛んであり、鉄鋼・木工など様々な分野で、活躍している自慢の職人の方がいます。

また、イタリアは国へと支払う税金を抑えるために、従業員を15人未満にしている企業が多く、結果として中小企業による産業が盛んな国になっています。

ここで特筆したいのが、その中小企業それぞれがとても力を持っていることです。

生み出すものが、日本ではいいところ"地元のお土産"レベルのものが、"ブランド品の高級品"として取り扱われている違いがあるといえばわかりやすいでしょうか。

いくつかは日本でも、高級品扱いになる商品はありますが、イタリアの町の様に、他国を相手どり何億とお金を稼ぎだすような商品はそこまで多くはありません。

そのため、現在日本の各地方ではイタリアの町を例とした地方活性化を参考に何かできないかと画策を続けています。

2)日本の国としての動きを見直す

日本は明治から昭和にかけての、工業制手工業及び、工業制機械工業の発展が目覚ましかったということもあり、中小企業の職人が力をつけていくという流れが生まれにくかったという点も大きな違いとして、例にあげられます。

元々資源に乏しい島国であったという点があるにせよ、「前例にならい、動くことが基本」という考え方からも、どうしても二の足を踏みやすい国民性が、現在の状況を生んでいるとも言えてしまいます。

地方の力を上げようと現在改めて、躍起になっていますが、今少し時間が必要なのかもしれません。

イタリアに学び、日本を見直す

イタリアの面白い点が一つあります。国として地方の産業への援助に力を入れているようですが、イタリアの町はそれらをあまり必要としない町が多いという点。

国の援助がどのくらいかといえば、日本を0.2とすると、イタリアは6の援助を行っているとのこと。

それでいて「必要がない」と突っぱねられる辺り、イタリアの底力を伺いしることができます。

日本は、トップがどうしても、自分たちの足元しか見えていないのではという政策をとりがちに感じます。

そう言った観点からも、これからを生き抜くために、イタリアを参考とした日本の地方都市のパワーアップが気になるところです。

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☆工芸が盛んなフィレンツェとイタリア

☆イタリアの大工と木工具

工芸が盛んなフィレンツェとイタリア

イタリアにて様々な技術にて、国を盛り立てるフィレンツェ。

木工技術はもちろん、金属加工から工芸に昔から今も力を入れ続けているフィレンツェについて触れていきます。

イタリア中部の文化の駅、フィレンツェ

イタリア中部の海に面した地域で、気候については、日本で言えば北陸東北地方に近い寒暖差を迎えています。この地域では、古くはフィレンツェ共和国・トスカーナ大公国の流れを継いで様々な技術と文化を継承し続けております。

1)紀元前59年からなる歴史ある地域

古くは、ローマの有名人・カエサルの手によってローマ植民都市が建設されたことに繋がる都市です。ここの元となる部分にはイタリア半島の先住民であるエトルリア人による町が関わっております。

その後神聖ローマ帝国が支配したり、1115年には、江戸の堺のように自治都市としての体を持つなど変遷があった後に、13世紀には共和制となり、フィレンツェ共和国となりました。

ちなみに、14~15世紀には、現在は同じ国の別都市としているミラノと戦争を繰り返し、そのときに海に面する地域を手に入れたようです。

2)北イタリアの伝統技術

日本と同じく、技を大切に繋げていく職人としての側面が色濃く受け継がれるようになったのは13世紀に毛織物業が盛んになったことが大きく影響しているようです。

十字軍の遠征等に合わせて、商人が動くようになったため、織物業を主体に貿易の手を広めていき国の力を強めていったと考えられます。

その後は、紆余曲折を経て、18世紀の後半(この時点ではトスカーナ大公国)より製鉄や化学、電力などの技術向上が顕著に表れているようです。

3)第三のイタリアから生まれた「イタリア型プレタポルテ」

イタリアの現在に通じる工芸は1970年代に入ってからがスタートです。

これまではデザイン的な部分より、伝統を守り続けることに注力し続けてきた職人達が徐々にアクセサリーや家具などといった嗜好品に繋がるものにも技術を生かし始めました。

結果として、ルネッサンス期の伝統技術と新進気鋭のデザイナーのセンスが見事にマッチして、有名デザイナーによる高級既製服、つまり「イタリア型プレタポルテ」のシステムが作り上げられ、卓越したデザインセンスによる使いやすい服が生まれるようになったのです。

これらはトスカーナを含む「第三のイタリア」と呼ばれる中部イタリア地域から発祥したものであり、「南と北だけでなく、さらに元気なもう一つの特色ある地域」という意味で呼ばれているようです。

日本の地域振興の研究対象としてのイタリア

フィレンツェ及びトスカーナに限らず、イタリアは気候だけに限らず、その国としての特色がとても個性的で、地域の元気を取り戻そうと画策する日本中の各種地方都市のモデルとして大変人気があります。

イタリアは中小企業がとても多く、その一つずつが今現在も衰えることなく動き続けていることから、「見習うべき点が必ずある、これを故郷へ生かすんだ」と目を向けられています。

大きな企業だけが力を持つ世の中では無く、助け合いによる力強さを21世紀でも続けるイタリアの力強さをぜひ見習っていきたいものです。

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☆フィレンツェの木工職人

フィレンツェの木工職人

近年イタリアはフィレンツェの木工職人が脚光を浴びていることをご存じでしょうか。

アーティスト及び精巧な技術を持った職人に憧れ、フィレンツェに腕を磨きに向かう若者が沢山生まれています。

木工職人に焦点を当てて、今回はお話をいたします。

深い歴史とこだわりを優しく表現するフィレンツェの職人

フィレンツェでは、彫刻や家具の他、手工芸品が作られており、一つずつ丁寧に手作業にて仕上げているため、温かみのある木工品が様々な方に好まれております。

これらの職人はほとんどが、中小企業や個人経営の家族ぐるみで活動しており、地域全体で大量生産ではない気持ちを込めた品物作りが行われています。

1)傍に置きたくなる可愛らしい小物

実際には、木工だけでなく、陶器などの小物作りも盛んなのですが、テーブルに飾りたくなるおしゃれな花瓶や収納ボックスなど実用性も兼ねた小物があります。

触れば、丁寧に仕上げていることがわかる触り心地で、いつまでも大切に利用し続けたくなる愛らしさを持つアイテムがとても多いです。

2)家具の製造・修復専門職人

木工家具を製造する職人もいれば、修復を行う職人もおり、イタリアの暮らしをサポートし続けています。この職人に憧れを持ち、専門学校に入学する若手も沢山いるようです。

実際、伝統的な木工技術を受け継いできている現地の職人に弟子入りするというプログラムがあり、空き状況を確認して、直接学ぶ経験を積めます。

昔ながらの技術が廃れず、脚光を浴びる一つの要因かもしれません。

高級な家具も、可愛い木工細工もこだわりの技術で仕上げられていることから、憧れを持つ若人が後を絶たないようです。

3)地元を愛し良さを知らせるフィレンツェの考え方

全員がそうではないかもしれませんが、フィレンツェの人はだいぶおおらかであることがわかります。そして、地元の良さを誰よりも理解し、「こんなに良いところなんだよ」と押し付けない程度にアピールしています。

控えめながらも、優しく地元紹介をしている感覚が、他の国にも愛され続ける理由なんでしょうか。

地元愛で受け継がれ続ける木工技術

押し付けずに個々の意思を尊重しながら、自身のこだわりは貫き通す木工職人がいるフィレンツェの手工芸品が好まれている理由がわかります。

愛情を人だけでなく、自身の触れる作品に惜しみなく注いでいるからこそ生まれる名作が、様々な人の好みに当てはまるのだろうと考えます。

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イタリアの大工と木工具

イタリアは、ヨーロッパの中では"石材"文化と考えられてきましたが、実は北東部にて"木材"の文化も発展しているといつことをご存じでしょうか。

家具の加工職人がいるのだから、考えてみればいないわけが無い。と連想できる方も中にはいらっしゃるかもしれませんが、もっと知ってみたくなるイタリアの木材文化について触れてみました。

ヴェネツィアの土台を支える木工技術

1000年以上続いたヴェネツィア共和国を支えてきた、ヴェネトの木材加工技術は実はいつどこから生まれたものなのかははっきりとしていません。

ヴェネトで生まれたのか、他から流れてきたのかは詳しくは分かっていないのですが、造船技術に長けた木工の匠が沢山いたことは確かです。

1)東地中海貿易で他国と交流

東地中海貿易にて、アジアをはじめ様々な国と交流があったヴェネツィア共和国では、仕入れた独自の物資をフランスやドイツで販売していました。

この貿易を造船技術で支えていたものが大工職人であり、ヴェネトの木材だったという歴史があります。

2)美しさ伴う木工製品

イタリアで美しさを誇る木工製品は、家具だけではありません。

前述した船はもちろん、車輪にシャフト類、木製農具など様々な製品で作られており、国民の生活を支えておりました。

当時の木工技術についての博物館があり、コモの「木の博物館(Museo del Legno)」や、ベルガモの「木工職人博物館(Museo del Falegname)」で見学することができます。

3)鑑定書付きのアンティーク

現存している歴史的価値のある木工道具は鑑定書のついたアンティークとして、今でも見ることができるそうです。

しかし、中には木材に古くなった油を塗りつけて古く見せている様なものもあるそうなので、もしもイタリアで見学することがある場合には、確認してみると良いかも知れません。

歴史深いイタリアの木工技術

掘り下げようとすると掘り下げきれないほど、様々な事情が重なっているイタリアの木工の歴史はとても興味深いものがあります。

日本は神戸にある大工道具館にて、イタリアの木工についてまとめた調査・収集報告書があるため、こちらも興味があればぜひ目を通してみてください。

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スイーツで感じるイタリア・ティラミス

コロナ禍であることにより、思うように外に出れず楽しむことができない状況が未だに続いています。

せめて、美味しいスイーツを口にして、気分だけでも外の世界を味わってみたいものですね。

北イタリア生まれの美味しいスイーツ、ティラミスについてお話します。

「私を元気づけて!」(Tira mi su’)

というフレーズが元となっているスイーツ・ティラミス

20世紀後半の更に後半に生まれたスイーツであり、世界中で流行ったものです。

北イタリア生まれながら、実際の発祥場所は諸説あり、原料の兼ね合いよりヴェネツィア、またはトレヴィーゾではないかと言われています。

いずれにせよ、優しくも濃厚な味わいが世界中の人を虜にしました。

1)日本では90年代に大流行

実際には日本には80年代にイタリア料理ブームが訪れ、その際に日本へ入ってきましたが、当時はまだそこまでメジャーなスイーツではありませんでした。

90年のバブル期に入ったあたりで、雑誌で取り上げられたことをきっかけに日本中に大流行。食べたことが無い人いないほど全国に広まりました。

2)栄養たっぷりのスイーツ

ティラミスには沢山の卵と砂糖が使われるため、実は滋養に溢れたスイーツでもあります。

イタリアのカップルの仲を更に深くするためなどともいわれておりますが、仕事の合間の休憩には最適の栄養補給です。甘味と栄養分で、更に仕事を効率的に進められるようになります。

3)ダイエット効果がある?ティラミスのホント

ティラミスに実はダイエット効果があると、そんなお話が生まれているようです。

どのような点において、ダイエット効果が発揮されるのか。

実はティラミスのコクと風味を生み出すポイントのコーヒーがその効果に触れるとのこと。

カフェインが、痩せる効果を生み出すと考えられています。

しかし、実際にはそれ以上に多いカロリーがほぼその効果を打ち消しています。

滋養もあり疲労回復には向いていますが、ダイエットには向かないでしょう。

つまり、食べすぎは禁物。ということですね。

数か月に1度はティラミスの日を作ってみましょう

好きな人であれば、1週間に1度でも足りないというほど美味しいティラミス。

お店ごとにも味わいが変わるため、いくらでも楽しめます。

コロナ禍が終わった時には、本場のティラミスを食べに行きたくなりますね。

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ユーロ2020、イタリアが53年ぶりに優勝

日本で東京オリンピックに火がつく少し前に、ヨーロッパではサッカーの大陸選手権大会のUEFA Euroについて燃え上がっていました。

イチ日本人としては、当初、「どうしてオリンピックにメインの選手を投じないのか」と不思議に思えましたが、気になって調べてみると、納得の理由が待っていました。

サッカーの大陸選手権大会は優勝国が「大陸代表」となる

2017年を最後に実際には、FIFAコンフェデレーションズカップは開催しないという通知が出ているらしいのですが、調べてみると、その代替となるワールドカップのプレ公式大会としてかなり重要視されているようです。

そして、ヨーロッパにおいては、その参加対象となる各国が軒並み「強豪国」であるため、 UEFA Euro で勝利することは大きな意味を持ち、ワールドカップなみに重視されています。

1)2018年の屈辱を覆す結果を出した2020ユーロ

2018年のロシア・ワールドカップでは、本戦出場がかなわず大変悔しい思いをしたというマンチーニ監督及び代表選手達でしたが、溜めに溜めた思いを今回の大会で爆発させた結果ということなのでしょうか。

実際、2018年当時はイタリアは強豪国として名を馳せていたにもかかわらず、残念ながらスペインに1歩及ばず残念な結果に終わってしまいました。

まさにその雪辱戦第一弾として、大きなアピールになったようです。

2)ほぼ強豪国だけで構成されているヨーロッパリーグ

ワールドカップの予選でグループわけされる際に、基準となる各大陸連盟において、UFEAは一番多い54カ国の参加。そして、その中身はそれぞれサッカーで代表されるような強豪国ばかりです。

この中で、トップをとることがどういうことかと言えば、優勝候補だらけのグループリーグで1番を取るため、本戦での価値を先取りするようなものに近い意味合いのものがあります。

そして、サッカーがイメージさせる「国の誇り」は、日本人の考えるそれの何倍も輝きのあるものと考えれば、ヨーロッパ中が血眼になってオリンピックより重視する理由のあるものと考えても、何もおかしくはないのかもしれません。

これからも目の離せないサッカー事情

ヨーロッパの人々が、顔色を変えてのめり込むヨーロッパリーグについて少し触れてみました。実際ワールドカップに対しての見方は、日本人でもサッカーが好きな人は、オリンピックよりワールドカップ。という考え方を持つものです。

ただし、ヨーロッパリーグであるユーロ2020が果たしてどのような意味を持つものなのかをしっかり調べてみると、その深い事情がよりサッカーとイタリアに対しての興味を沸き立たせるものばかりでした。

来年には待ちに待ったカタール・ワールドカップです。

目を離さず盛り上がるための準備をしなければなりませんね。

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