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イタリアと日本の家具職人の違い

世界中どこでも家具の職人が存在しており、それぞれ生活に密着した使いやすくおしゃれな家具を作っています。

ただ、家具そのものをみてもわかるように、作り手の特色が大きく分かれ、国の違いで大きく分けてみれば明らかなほどに仕上がりが異なるものです。

この違いがどこから来ているものなのか、イタリアと日本を並べて触れていきます。

イタリアと日本の家具職人の大元を司る考え方の違い

イタリアと日本で何が違うのか、というとこれは元々の国民性の違いが大きく表れています。

イタリアへ家具職人の弟子への接し方と、日本で家具職人の弟子への接し方でとても異なっているのです。

根本の考え方からして違いもありますが、取り組み方の違いが分かりやすいものかもしれません。

1)イタリアは頑固でありつつ、アットホームな触れ合いで個人同士で学習

イタリア人は陽気で人懐っこい印象がありますが、中には内向的な職人もいらっしゃるようで、じっくりと時間をかけて弟子と打ち解けていく、といったケースもあるようです。

最終的には家族の様に打ち解ける間柄にまで、仲良くなるとのこと。

もちろん、作業においてもダラダラと手抜きを行うことなどは一切なく、丁寧に指導していくようです。

大きな違いは特に「仕上げ」に伴う部分のようで、「家具はお客様がご利用されていく生活の中で完成されていく」という考えが大前提とされています。

そのため、仕上げ作業そのものが職人のセンスによる独特なやり方になっていて、技術の継承も師と弟子が顔を突き合わせて行い受け継いでいくスタンスをとっています。

弟子の「人となり」を重視して、技術の継承を行っているのでしょう。

これは、紙や本、マニュアルだけでは伝わらない感性の引継ぎに繋がっているようです。

2)日本は昔ながらのやり方で、複数人に一緒に教える学校システム

日本ではうって変わって、弟子に昔ながらのやり方を敢えて行い、「精神から鍛え上げる」というやり方をしています。

弟子の人となりや個性を見るのではなく、技術を身に付けるのであれば、考え方を身に付けることを前提としたスタイルであり、個人の色に合わせた継承方法ではなく、個人が色に合わせる継承方法をとっています。

このスタンスの場合、多くの人が同時に同じことを学べるためまさに「学校」に近いシステムであると考えても差し支えないかもしれません。

日本の場合は、「家具は仕上がりを行った段階で完成するもの」と捉えているため、仕上がりの形もしっかりと決められたものへと形作っていきます。

ぱっと見では、凝り固まり、前時代的であると批判してしまいたくなりますが、この前時代的なシステムを元に現在の日本家具が作り上げられていることを省みれば、実は大切な意味を持つシステムであるとも考えられます。

それが全てではない様々な職人の形

二つの国別の技術継承について触れましたが、どちらも実は様々なケースがあります。

イタリアでも学校スタイルで技術継承を行っている職人もいれば、日本でも個人で受け継ぎを行っている職人もいます。

ただ、仕上がりのポイントの違いは大きく、イタリアと日本の大きな違いが生まれています。

国の成り立ちに沿う、人の歴史を受け継ぐものは、技術だけではなく人間性も関わりがあるということがよくわかります。

機会があるなら、どちらも研修風景を覗いてみたいものですね。

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