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イタリアのフェラゴスト(Ferragosto)

日本で夏季休暇といえばお盆休みがありますが、イタリアのお盆休みに該当するものとして8月15日のフェラゴストがあることをご存じでしょうか?

イタリア全土でこのお休みに入ると、スーパーマーケットも含めて"全員がお休み"に入るため旅行者の方はチェックしておかなければならないほど大きなお休みです。

この独自のお休み、フェラゴストについてお話しします。

ブオン・フェラゴスト(良い祝日を)

雇用主が労働者に対して、お休み前に言う言葉です。年末の「良いお年を」に近いものがありますね。

イタリアの人が精一杯働いたことに対して休息日ということで、ルネサンス期(14世紀ごろ)に法律として制定されたそうです。

1)聖母マリアの被昇天の日

元は政治的な理由からカトリック教会により制定されており、8月の14日から16日までの3日間で休暇期間を設けて、イタリア中で家族旅行が多く行われたとのこと。

今でも、多くのイタリア人はピクニックやバーベキューをこの期間に行い、メリハリをつけてリフレッシュしているのです。

2)法律として制定される前から存在していた?

実はカトリック教会により、法律として制定される前から導入されている記念日でもあります。これがいつ頃からなのかといえば、なんと紀元前18年にアウグストゥス帝によって導入されていたものなのです。

概要としてはあまり変わらず、収穫祭と兼ねて労働者を労い、いたわるために導入されていたようで、とても昔から「仕事のメリハリ」について意識をしていたことがわかります。

3)ファシスト政権下でも労働のメリハリを意識

1920年代後半、休暇期間中に格安列車などのサービスを設けてイタリア全土でフェラゴスト中の旅行習慣が根付くようになりました。

当時は8月13日から15日までを期間とし、何百という旅行企画が立案されていたそうです。

人間を鑑みた国の制度

どれだけ精神論で語り上げても、人である以上仕事をし続けていてもモチベーションが下がってしまうものです。

今の日本でも、「ブラック企業」などという言葉で表されることがありますが、張り詰めた糸は切れてしまいます。

このフェラゴストが制定された概念を踏まえて、休暇も兼ねた仕事のメリハリを日本でももっと意識するようになってほしいですね。

イタリア人Feliceさん家族の話し:

ある年、このフェラゴストの日のために、どこでピクニックするか、何を食べるかなどを家族会議で話し合った上で、ある公園のバーベキュー場に車で2時間かけて下見に行ったそうです。
当日は早朝からマンマが張り切ってオーブンパスタ(La pasta al forno)などを準備しました。
果物やお菓子もたくさん車に詰めて、家族みんなで出発しました。
公園の朝の開園時間前から、もうすでにたくさんのイタリア人家族が場所を取ろうと待機していました(!)
そして開園と同時に、場所をとるためにたくさんのイタリア人(特にパパ)が場所確保のためバーベキュー場に走りました・・。


ここまでで、この日のピクニックのためにイタリア人家族は相当気合が入ってるなと感じますね。
しかし、結局この日は数時間後に雨が降り出し、お昼時間を待たずに退散しなければならなかったのです。
マンマのオーブンパスタは、家に着いてから食べたそうです・・。

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