2023.02.05 [sun]

「セルジョ・ヴィッラ」－色彩に満ちあふれたイタリアの家具－

Sergio Villa オプス・シレーナ１人掛けアームチェア天然木とターコイズ色のレザー製使用例１

あなたは、洋服や靴を買うときにどのようなポイントで選んでいますか？
目的に応じた機能やスタイルだけでなく、色も大切な要素の1つですね。
では、ご自宅やオフィス、ショップの家具はいかがですか？
ベーシックな色も素敵ですが、さまざまな色彩を取り入れられてもいいかもしれません。
イタリアの「セルジョ・ヴィッラ（Sergio Villa Mobilitay）」の家具には、色の力を感じられます。
使い心地はもちろん、あなたの大切な空間を美しく鮮やかに変化させられるでしょう。

この記事の目次：クリックで移動

1.ブランドヒストリー
 2.芸術的なデザインと熟練の職人によるテイラーメイド
 3.セルジョ・ヴィッラの製品とインテリアコーディネート
　 ◆ボタニカル
　 ◆マリン
　 ◆エレガント
　 ◆ポップ

1.　ブランドヒストリー

Sergio Villa オプス・ミニ・メタッリカ１人掛けアームチェア天然木、スチールとグリーンのファブリック製使用例１

「私たちの人生は白か黒ではなく、さまざまな色を混ぜ合わせることで、新しい形や創造的なアイデアが生まれる」

セルジョ・ヴィッラ（Sergio Villa Mobilitaly）は、北イタリアのブリアンツァ地方にあるセルジョ・ビッラの職人工房と、スイスの建築家・デザイナーであるカルロ・ランパッツィ（Carlo Rampazzi）とのコラボレーションによって2003年に生まれた家具コレクションです。
鮮やかな色彩を用いて、伝統と現代的センスを融合させたユニークな作品を製造しています。
これまで、私邸やファッション企業、星付きレストラン、高級ホテルなど世界中の顧客の要望に応えてきました。

2006年には、パリにショールーム「NOI Paris」をオープン。また「ミラノサローネ（Salone del Mobile.Milano）」、パリの「メゾン・エ・オブジェ（Maison&Objet）」などでもコレクションを発表し、批評家からも高い評価を得ています。

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セルジョ・ヴィッラ（Sergio Villa）

セルジョ・ヴィッラの創業者。
1961年イタリアロンバルディア州モンツァ・エ・ブリアンツァ県の装飾職人の家に生まれ、若い頃から才能を発揮します。
新しい技術や素材、装飾スタイルの研究や実験を日々行い、プロダクトを世に送り出しています。

「セルジョ・ヴィッラは折衷的でカラフルな家具ブランドです。私たちの色の使い方と 360 度の装飾が非常に重要な理由は、とても独特なものだからです。クラシックな装飾だけでなく、私はあらゆる技術を用いて世界中の色を研究してきました。私にとって色は命であり魂であり、たとえ流行にぴったりの色でなくても、あらゆる環境に溶け込ませることができます。カルロとは30年ほど前から、いつも色の世界で出会ってきました。そして2003年以来、私たちは独自の家具コレクションを作り始めましたが、最終的にはブランド化しました。私たちは、お客さまのために常に探し、寄り添い、お好きなものを提供できるまで応え続ける必要があります。なぜなら、私たちの家具は夢であり、カルロにとってもそうです。みんな夢を見るのが好きでしょう。そしてこの夢を実現できる人を見つける必要もあります。」
－動画インタビューより意訳

カルロ・ランパッツィ（Carlo Rampazzi）

カルロ・ランパッツィは、1949年スイスのティチーノ州アスコナ生まれ。
ルガーノとパリで建築とインテリアデザインの学位を取得し、1970年にキャリアをスタート。
1974年、アスコナにインテリア建築と家具のスタジオ「セルバッジョ（Servaggio）」を開設。
1980年代初頭から、クラシックなスタイルを再構築した「ネオ・エクレクティック・コレクション（意訳：新折衷コレクション）」を次々と発表します。
彼のスタイルは「Maximinimalismobili（意訳：最大のミニマル家具）」と呼ばれ、時代や流行に左右されない独創性を持っています。
それは、彼がトレンドに執着することへの疑問や、画一的なスタイルに反対する精神を持っているためです。

「色も音楽と同じように、退屈を破るバイブレーションであり、目、肌、心といった人間全体に響くものです。色には並外れた喚起力があり、メッセージを伝え、文化、歴史、哲学、地理、魔法、感情……といったものがあります。ある時期から、一般の人々だけでなく、建築家やクリエイターも、まるで目に仮面をかぶせるかのように拒絶するようになったのはなぜだろう。」
－THE BESPOKE LAXURY PLACE”Only One”より抜粋して引用

「赤、紫、オレンジ、ターコイズは好きだけど、それなら家ではクリームだけでいい、疲れるのが心配だからという人も多い。でも鳥の羽からカブトムシの羽まで、森から夕焼けまで、色彩は本当にいたるところにあるのです。ポンペイの家屋はテクニカラーでしたし、私が家具やアクセサリーのカプセルを制作したエトルリア文明も、非常に明るい色合いのパレットにインスパイアされており、その痕跡が私たちに残されているのです。ラヴェンナのモザイク、システィーナ礼拝堂、バロックの巨匠たち、マティス、シャガール…この素晴らしい色彩の遺産を、なぜ大切にしないのでしょう。」
－THE BESPOKE LAXURY PLACE”Only One”より抜粋して引用

2.　芸術的なデザインと熟練の職人によるテイラーメイド

セルジョ・ヴィッラの職人工房はミラノの郊外、イタリア北部ロンバルディア州ブリアンツァ地方にあります。
製造は顧客の好みとニーズに対応が可能で、熟練した職人たちによって、一つひとつ何日もかけて作られています。

同ブランドの特徴は、芸術的なデザイン、洗練されたハンドメイドの手順や高品質の装飾技術。
とくに装飾技術は、従来から受け継がれてきたもの（金箔、ニス、化粧しっくいなど）に加えて、最新の技術を用いて行われます。
また、色とサンプリング、金メッキ、革の処理と緑青、絵の装飾と、加工はそれぞれ専門の職人が担当しています。

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さらに、ショールームではバーチャルツアーも行っています（英語・イタリア語）。