Modenese Gastone
モデネーゼ・ガストーネ社の長い歴史と伝統はイタリア北部ヴェローナとヴェネツィアに近い、小さなカザーレ・ディ・スコドージア村から始まります。モデネーゼ一家は、1818年から木製家具に携わり、父から子へと7世代に渡ってその秘技と伝統が受け継がれ、クラシック様式の高級家具とインテリア用品を製造し続けています。
同社製品は、購入者の趣向や時代ごとの特徴をもとに僅かな変化が加えられることもありますが、昔ながらの伝統的なスタイルで造られていて、時代を超越したクラシックバロック、原材料である無垢材、すべて職人による手作業の製造工程という、重要な3点は常に不変です。
1960年代末には、若きガストーネに同社の経営が委ねられ、彼によって質素な工房が大規模な製造工場へと変貌を遂げます。
1990年初頭は、モデネーゼ・ガストーネ社にとって重要なターニングポイントとなりました。ベルリンの壁崩壊後に、同社の製品がロシアおよび当時の独立国家共同体(CIS)の国々でも注目を集めたのです。この時期同社では、個人のクライアントに限らず、政府機関や大使館、レストランなどのために多数のインテリア設計を手掛けて成功を収めました。
今やモデネーゼ・ガストーネ社は、イタリアの高級家具・インテリアアクセサリー業界において、世界的な名声を誇るブランドと考えられています。