2021.03.23 [tue]
インテリアブランド、イタリア職人メーカー9選!
インテリアブランド。それも海外ともなれば日本では主流は”北欧”の一言が出てきてしまいがち。
しかし、ファッションでいえば本場のミラノがあるイタリア。
ここにはこれまで「富裕層にしか知られていなかった秘密」があることをご存じでしたでしょうか?
イタリア職人たちによる質の高いインテリアアイテム。
知る人しか知らなかったブランドの紹介と併せて、掘り下げていきます。
これからのインテリアブランドの最先端はイタリア発。
イタリア職人によるインテリアブランド。
これがこれまであまり話題に上がらなかった理由は、ただ一つ。
「質が高すぎるため」となります。
イタリアブランド,秘密のヴェール
品質の高さはそのまま、値段の高さにつながっていくもの。
どうしても、富裕層にしか手が出なかったということがあげられます。
しかし、近年ではネットの普及により「情報の拡散力」が高まっています。
今回執筆することもインテリアブランドについて掘り下げ調査していくうちに出てきた内容となります。
家具の基本は「ずっと使っていくもの」
使い捨てなどのちょっとしたアイテムであれば、そこそこのものでも十分元が取れるものです。
しかし、ことインテリアとなれば「日々の生活に合わせて、ずっと使い続ける」ことになるもの。
質が良く、長持ちして、景観を損なうことのない「家具としての実力」がどうしても求められます。
どれを選んでも後悔することのない、消費者側の「満足感」を追求していくこと。
それが作り手に必要とされる考え方になるのです。
そしてイタリアの職人たちは、その使い手の気持ちを追求していくとに特化した職人たちでもあります。
インテリアブランド、イタリア職人たちの代表メーカー9選
イタリア職人の作る名作を届ける代表メーカーをご紹介します。
古くからの伝統技術を元にしていたり、新進気鋭の若手ブランドまでさまざまなブランドがあります。
・Baleri Italia(バレリイタリア)
20世紀イタリアの象徴的ブランド。
控えめな装いながら、機能性を考慮したデザインで世界中の”通”を唸らせているメーカー。
流行り廃りに流されない、本物のオブジェクトを追求しており、スタイルを確立させていく強い力をもったデザイナー達による設計が手に取る人たちを沸かせています。
赤い雄鶏は、楽観主義・ユーモア・幸運をあらわしたBaleri Italiaのシンボルになっています。
・Bitossi Ceramiche(ビトッシセラミック)
古くは伝統的な陶器生産から始まった企業であり、1900年代初頭より頭角を表してきていたメーカーであり、50年代初頭からイタリアにおけるデザイナーの代表、アルド・ロンディの力が加わっています。
インテリアメーカーとして目覚ましい発展を遂げ続けているブランドのひとつです。
完成品に対する品質のクオリティについては、メーカーとしてひたすら追求する姿勢が「イタリアにおける卓越性」の優れたブランドの一例として認められるほど。
イタリアにおける「温故知新」の考え方に基づいた職人たちが、オリジナルのさまざまな作品を作り続けています。
・Fatto ad Arte(ファット アダルテ)
1997年に卓越した芸術的センスをもった姉妹、ラファエラ&フランチェスカ・ふぉサティにより設立されたメーカー。
伝統的イタリア職人達の技を芸術的に表現すること理念に作られているブランドです。
専属となっている6人のアーティストたちの、それぞれの感性によってデザインされた作品をインテリアの一環としてまとめあげており、その独自性はイタリアにおいても群を抜くほど。
伝統的な職人技を、「芸術的に魅せる」ことができるオリジナリティ溢れるブランドです。
・Lignis(リグニス)
親子2代での木工職人であった経験から実現したブランド。
木工資材に関する卓越した専門知識と技術力によって、クオリティとデザインの両方を追い求めた作品を作り続けています。
ハンドメイドの持ち味や、木材ごとのクセや長所を生かす知識を重ね合わせて独自の製造工業化にも成功。
イタリア職人ならではの「がんこなこだわり」による、製品の仕上がりはひとつひとつがため息ついてしまうほどの出来栄えであると有名なブランドです。
<Lignisのインテリア>
・MARRICREO(マッリクレオ)
MARRICREOはイタリア南部に本社をもつ、船専用のデザインインテリアメーカーです。
海が大好きで、情熱をインテリア製品に余すことなく注ぎ込んでいます。イタリア南部ならではの独創的なアイテムは、使いやすさと美しさの両面のアプローチに優れています。
昔から、クルージング愛好家達の間で愛され続けているブランドです。
・Modenese Gastone(モデネーゼ・ガストーネ)
Modenese Gastoneはイタリア北部におけるイタリア職人の伝統を受け継ぐメーカーです。
古くは1818年から始まっている親子7世代に渡り、ノウハウを構築してきたメーカーでもあります。
同社は、歴史的にも結果を出しており、イタリアを飛び越えロシア及び当時の独立国家協同体(CIS)の各国で注目を集めたこともある世界的ブランドになっています。
昔ながらのクラシック様式を伝統的なスタイルで作り続けており、今なおイタリアにおける高級ブランドの代表格として名高いメーカーです。
・Pinetti(ピネッティ)
1970年、ベルガモにて設立したアトリエから生まれた家具メーカーです。
家族一丸となって、独自性の高い家具を世界市場に売り出した力強さがあり、世界でも高級な住宅やホテルなどに好んで置かれているインテリアばかりです。
同社の卓越したデザインセンスはデザインプラスや壁紙デザインなどでも、国際的な賞を受賞しています。
・Pirondini(ピロンディーニ)
Pirondiniは、1978年アンブロージョ・ピロンディーニによって創業されたメーカーです。元は同年に発足した「Arti e Mestieri」ブランド。
イタリアや海外の名だたるデザイナー達の協力から独自のインテリア雑貨を製造し、世界市場に参入した経歴を持っています。
現在では、個性的な可愛い時計の製造に特化したオリジナルブランドとして活躍をするメーカーです。
可愛くも使いやすく、長持ちするクオリティの高さがイタリア国内における口コミからも話題の広がる有名ブランドのひとつになっています。
・Ulivi Salotti(ウリ―ヴィ・サロッティ)
Ulivi Salottiは、イタリアの椅子張替業でも活躍する古くからの椅子メーカー。
ソファーにアームチェアのリーディングカンパニーとしても名を馳せています。
トスカーナ洲で創業した1972年からずっと地元で愛され続けているブランドでもあります。
50年2世代に渡って、イタリア職人のこだわりを家具に込め続けており、最初から最後までの入念なチェック作業を今なお続けています。
時代ごとの柔らかな考え方にも触れつつも、卓越したノウハウとこだわりを情熱と共に作り続けるスタンスが愛され続けているメーカーです。
インテリアブランドのこれから
北欧メーカーが有名どころとして名を連ねていると思われる昨今において、更に名と力を上げ続けているイタリアブランド。
これから先はファッションだけでなく、インテリアの世界においてもイタリアが先頭を走り出すことでしょう。
目を話すことができないインテリア業界。これからが楽しみですね。