2021.06.15 [tue]

イタリア料理のレストランの呼び名と中身

イタリア料理といえば様々なものが日本で食べられるようになりましたが、イタリアのレストランの呼び名はどれが

どれを指すものかご存じでしょうか。

昨今では、日本における店名の一つとしてよく見かけることがありますが簡単に中身の意味を知ってみましょう。

イタリア料理のレストラン~種類と違い

近年、日本でよく聞くようになった言葉でもあるのですが実際は何がどう違うのか比べてみます。

実際に日本でそこまで内容が反映されているかは別としても大変興味深いものがあります。

リストランテ(Ristorante)

イタリア料理のレストランとしては、高級料理店の呼び名。コース料理をメインに提供してくる飲食店です。

しかし、現在ではオステリア・トラットリアなどの看板名をつけてカジュアルに売り出すお店が増えてきていること

から簡単に判別しづらくなってきている傾向があるようです。

トラットリア(Trattoria)

よくある家庭的な料理を提供するお店のことです。日本でいえば大衆食堂に位置するレストランの呼び名になります。

自慢の地方料理、郷土料理など地元の人たちに愛されるお店のイメージが強い飲食店の呼び名とも言えます。

オステリア(Osteria)

少し高級な居酒屋というイメージをもつレストランの呼び名です。

ベットラ(Bettola)

食堂・台所の意味であり、オステリアとほぼ同じようなレストランです。

タヴェルナ(Taverna)


こちらはトラットリアとほぼ同じのレストラン。

中には、調理済みの料理を提供する簡易バージョンのお店もあります。

各種専門店の呼び名

ピッツァやパスタ、ワイン専門店といったあたりでそれぞれの呼び名があります。

こちらもよく聞く言葉もあれば、あまり聞かない言葉もあり様々なお店の呼び名になっています。

ピッツェリア(Pizzeria)

言わずと知れたピッツァ専門店です。実際にはもっと様々なものを取り扱っている現状ではありますが、ピッツァの

美味しいお店を探すならこの言葉を探すことは大前提ですね。

スパゲッテリア(Spaghetteria)

パスタの専門店の呼び名です。こちらも日本でよく目にする呼び名ですね。

エノテーカ(Enoteca)

ワイン専門店、および居酒屋の呼び名です。エノテカとも呼ばれます。

日本はあまり見かけない呼び名です。

パニノテッカ(Paninotec)

サンドイッチの専門店の呼び名。

ビレリア(it:Birreria)

ビール専門店、ビールバーの呼び名となります。

日本としてはイタリアのビールというとあまりイメージがありませんが、1859年からビールが飲まれている歴史があります。

かなりピッツァに合うとのことです。

ターヴォラ・カルダ(it:Tavola calda)

店内でも食べることができる総菜屋さんです。

バール(Bar)

カウンターを持つ飲食店です。よくあるお酒の専門店に限らずコーヒー、エスプレッソを含め様々な飲み物を取り扱

うお店でもあります。

カフェテリア(Caffetteria)

イタリアの喫茶店です。バールと混ざった形態のお店も存在します。

実際に掘り下げるともっと深すぎるイタリア飲食文化

ちょっと調べるだけでも色鮮やかで美味しそうなイタリアの食文化。

ビールひとつとっても、深すぎるので掘り下げた内容についてはまたいずれ執筆させていただきます。

<参考>

京都調理専門学校「イタリア料理の歴史と味との深い関係」

<こちらもお読みください>

☆エスプレッソの飲み方・イタリアビジネスマンに学ぶ










この記事の著者

K.Nagumo

イタリア好きなライターとして活動しております!

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